人工肉を「本物の肉」として代用不可

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最近ソーシャルメディアでは、植物から作られた肉に関する情報がアメリカのラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)で発表され話題となりました。植物由来の肉は、国内の家畜肉と競合できるのでしょうか。

ジャガイモ、豆、カブを肉に変える

実際、ジャガイモ、豆、トウモロコシなどを原料とした加工肉に関する情報は、米国では新しいものではありません。1〜2年前、カリフォルニアのBeyond Food Technology Companyは、豆のタンパク質やココナッツオイル、ジャガイモの粉などを主成分とする人工肉の製造に成功しました。肉の自然な血の色に近づけるため、赤い大根の成分を使用しています。

新しい研究によると、毎年消費する肉の量を最小限に抑えれば、地球の気温を2°C下げるという目標の4分の1を達成できることがわかっています。その目標を達成するため、Impossible Foodsの50人の科学者は、この植物由来の人工肉を作り出しました。Impossible Foodsの人工肉は栄養を保証するだけでなく、本物の肉のような香りもします。

アメリカのラスベガスで開催されたCESでは、大豆を原材料としながらひき肉の風味や食感を再現した植物由来の肉が出展者に紹介されました。この製品は、研究によって栄養成分が補われているため、動物の肉を食べなくても、人々が健康を維持するために役立つ栄養素が確保されているといいます。

ベトナムでは植物性の人工肉を家畜肉と置き換えることが難しい

Lao Dongの新聞記者いわく、南東部にある大規模養鶏場のNguyen Thanh氏の話によれば、ベトナムでは様々な理由から植物由来の肉が浸透しづらい環境にあると言われています。第一の理由として、ベトナムでは発育阻害率や栄養失調率が高く、必須アミノ酸をバランスよく含んでいる動物性タンパク質の摂取が不可欠という点があります。二つ目に、ビーガン食産業がまだ発展していないため、植物由来の肉の値段は依然として高くなってしまうという理由があります。三つ目に、ほとんどのベトナム人が『人工』という言葉がついた商品に対して、心理的に受け入れられないという理由があります。これらの理由から、人工肉は家畜肉の代用として競合することができないと言われています。

ベトナムの人工肉-2

『気候変動や病気などから動物の肉が十分に食べられない場合を除いて、一般的にベトナム人は習慣化していないものを取り入れることに慣れていません。また、動物の肉を食べることは、ただ単に栄養を摂取するためだけではなく、楽しみの一つでもあるのです。』とThanh氏は答えました。

Le Kim Hienさん(62Dang Van Ngu, Dong Da, Ha Noi)いわく、ほとんどのベトナム人は一般的な体重のためダイエットを必要としない。また、植物由来の肉が動物の肉のように自然に美味しい味わいであったとしても、慣れていないため嫌いになる人も少なくないと言います。

『私は個人的に植物由来の肉を食べません。なぜなら、それは自然の動物の肉のように美味しく魅力的ではないと思っているからです。また、環境を保護するために、私たちは色々な方法を知っています。必ずしも動物の肉を控える方法だけではありません。』とHienさんは話しました。

 その他の意見として、動物の肉を食べるという楽しみを奪い、豆科植物と取り替えて、それを肉だと彼らに思わせる行為をしたくはないという声もありました。