ホーチミン市のメトロ網の計画と進捗

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メトロの1号線目は完了し、2号線目に着工しようとしています。完成に向け、ホーチミン市は主要のメトロ線の工事を続けています。

都市問題について

4月末、ホーチミン市人民委員会から企画投資省に書面で「ホーチミン市都市鉄道3A号線(Ben Thanh- Tan Kien)建設工事の投資プロジェクト」の審議を首相に提出し承認された。

日本の国際協力機構(JICA)の調査によると、プロジェクトの全長は約20km、18駅で、推定投資額は約3130億円(約68,000億VNDに相当)。また、コンサルタントはプロジェクトへの投資を2025年から2034年までの2段階に分割することを提案しました。

「主要なプロジェクトを作るためにパブリックプライベートパートナーシップ(PPP)という形でのプロジェクト実施が適切。メトロなどの大プロジェクトの場合、多くの問題が発生する可能性があるので、民間企業から投資を受けるための仕組みが必要です。PPP法が早く完了すれば、投資家にとって明確で具体的な利益を確保するための政策となります。」PhD.Trinh Van Chinhより

その直後、ホーチミン市人民委員会は投資省に必要な責任を負うように指示し、関係機関と調整をして、1段階目のメトロ5号線(Bay Hien 交差点からSai Gon橋まで)に関する都市鉄道建設プロジェクトの事前調査レポートを行いました。

DOMConsulting(スペイン)の調査レポートに基づき、交通デザインコンサルティング会社(TransportDesignConsultingCorporation)によって調査された結果によると、プロジェクトの長さは約8.9km(地下通路の長さは7.46 kmと高架部分の長さは1.43 km)、全8駅あります。推定総投資額は約16.6億ドルで、38兆7,000億VNDに相当します。建設期間は2025年から2029年予定で、2030年から運用される予定です。

 ホーチミン市都市鉄道管理局(MAUR)の代表は間もなくパブリックプライベートパートナーシップ(PPP)の形で、メトロ5号線の投資促進におけるフェーズ2(新しいCanGiuocバス停からBay Hien交差点まで)の協力覚書に署名しました。

韓国政府出資の輸出信用機関(KEXIM)およびこの国の一部投資家とも積極的に協力していると述べました。ホーチミン市の地下鉄1号線と2号線が建設中であることに加えて、5号線建設への早期投資は、これら2つの線を接続してネットワークを形成しシステムを徐々に改善することに役立ちます。その結果、ホーチミン市内では交通手法が減り、渋滞や環境汚染の問題が解決できるとMAUR代表は述べました。

2020年までにホーチミン市の交通システムを発展する計画と、2013年4月に発行された2020年以降のビジョンの承認に関する決定586/QD-TTgによると、ホーチミン市には8つの地下鉄路線があります。

フルブライト大学で共公政策講師であるPhD Huynh The Duは、都市鉄道ネットワークは非常に重要とみなされており、ホーチミン市のような大都市では交通渋滞の解消と都市開発の形成に戦略的な役割を果たすと述べています。

彼によれば、ホーチミン市の交通渋滞問題の解決策は、人口密度の緩和をするために施設を分散し各地方に都市を開発する必要があると言います。人々がCu Chiに移民しても通勤で毎日ホーチミン市の中心部に移動しなければなりません。そのため、Thu Thiem、Thanh Da、Tay Bac市街地、新しいBinh Duong市、またNhon Trachに移民を促したいのであれば、十分に整備されたインフラが必要です。大事なのは、整備された交通インフラ、特に大容量の公共交通システムの構築に焦点を合わせることが必要です。そのため、人口密度の緩和がしやすくなり、交通の要となるホーチミン市はバスシステムが整備された完全なメトロネットワークになる、とDu氏は強調しました。

資本と技術の国内化を目指して

実施計画を振り返ると、ほとんどのメトロ線はODAローンを利用しています。一番目のメトロプロジェクトの総投資額は43兆7,57億ドンで、JICAの38兆2,65億ドンのODAローンと5兆4,92億ドンのカウンターパート資本金によって実施されました。メトロ2号線の総投資額は47兆891億VNDです。そのうち、欧州投資銀行、ドイツ復興金融公庫、またアジア開発銀行からの投資額は37兆4,870億VNDで、カウンターパート資本金は10兆4040億ドンです。

都市鉄道を建設するプロジェクトのNo.5-フェーズ1( Bay Hien交差点から Sai Gon橋まで)もODAでアジア開発銀行(ADB)、ドイツ復興金融公庫(KFW)と欧州投資銀行(EIB)、またスペイン政府から投資されます。

ODAローンの使用は手続きに関して多くの困難と問題を引き起こし、プロジェクトが常に遅れ、十年間で完成できていません。

ThD.HuynhTheDuによれば、ベトナム全体、特にホーチミン市はメトロシステムを開発したいと考えているため、アプローチを完全に変えることが必要です。韓国や中国などのやり方を学ぶべきです。彼らは最初の数線のみ外国からの融資と技術に依存し、次の各線は完全に国内で負担します。技術を習得することでコストを大幅に削減できます。「現在ベトナムでは、ほとんどの地下鉄路線は完全に外国の融資と技術に依存しています。一線ごとに違う各国に依存し、自国で行う仕組みがないため、投資の広がりができず常に多く問題が生じました。原因のほとんどはベトナム国内のみでできないからです。」とDu氏は述べました。

同じ視点で、交通機関の研究と開発を行うセンターの副局長ThD.Trinh Van Chinh(交通運輸大学)は、ホーチミンやハノイなど経済を発展させる主要都市はメトロシステムがとても重要だと話します。このシステムが渋滞の問題を解決し、経済の発展を促すためです。しかし、メトロネットワークを構築するODAへの依存は、公的債務の増加を押し上げ、国民たちに圧力と負担をかけます。したがって、政府は効果的な新しい投資形態の対策を見つけるべきです。